転職サイトに批判をするって?

最近、SNSの転職サイトの広告に、「一部の人達にしか関係ないじゃないか」という突っ込みをしている人がいて残念な人だなあという感想を持ちました。

ビズリーチなどのある程度のハイスペック転職サイトが、一部の人しか相手にしていないのは当然のことであって、経験もなく、学もない人に、なんでそのようなハイスペック転職をすすめることができるのか理解ができないんだろうなと残念に思ったわけです。

私は社会人となってから30年を過ぎましたが、仕事と結果的に人に恵まれたため、多くの高いレベルの仕事をさせていただく機会を得ることができました。

会社をたたんでからつらい時期もありましたが、現在ではありがたいことに仕事へのお誘いもあり、フリーとしてコンサルティングや、エンジニアとして活動させてもらえるのはたいへんにありがたいことだと感じています。

しかしながら、そこまでやるには私は大学を卒業していませんから、かなりの努力が必要でした。

最終的に専門学校卒となった(厳密には専修学校となりますが)ため、資格で武装する必要がありましたし、企業を上場させその情報システムの中心近くにいることをさせてもらえたのは、私にとってはその後を決める大切なことでした。

おかげで20代でフリーとなりスタートアップに一度失敗はしましたが、「破格の」派遣社員としてミサワホームのシステムコンサルタントとして活動させていただき、またその後自分と当時の義父で会社を興すことができ、なんとか十数年禄と仕事を得られたことは感謝しかありません。

まあ、その後に離婚があり、同時に会社をたたみ、またスタートアップに失敗し(騙された自分が悪いんですがね)業務委託~派遣社員を経てまたフリーの業務委託として仕事ができているのは、過去の仕事に対する結果と姿勢を評価してもらえるからこそ今も仕事があるのだと感謝をしています。

そんな中でありがたいことにハイスペック求人がたまに舞い込むわけですが、マネージャークラスともなると条件はやはり厳しいわけですが、それになんとか当てはまることができているのは、今までの人と仕事によるものだと思うのです。

ここまでできたことに感謝をするとともに、それを実際に自分がやってきたからこそそうした求人が来ているわけですが、最初に突っ込みを入れた人はそこまでの努力をされたのか?と疑問が残ります。

もちろん努力をされたにも関わらず不運が重なり、全く結果を残すことができなかった方も中にはいると思います。

しかしながら、運も実力のうちと言われる通り、それはその人の持っているものと同等ということになります。

そしてはっきり書いてしまえば、努力もしていない、学歴も資格もない人が、こうしたハイスペック求人の募集条件にひっかかるわけもなく当然ながら「一部の人」にしか当てはまらないものとなります。

それは当然と理解できなければ大人ではないのですが、今更過去の運のなさ、努力をしなかったこと、学歴がないことが、それらの条件となることを知らなければ一生浮かばれることはないでしょう。

先日、友人の従兄で中卒の経営者の方とお会いしました。

その方は社会に出てから血を吐くほどの努力をして今日を築いているのだと理解ができましたし、なにより社会の本質を知っていらっしゃいました。

「自分は学はないから~」と言いながらも、彼の言説は的を得るものが多くあり、他の方が知らない情報などを私がフォローしたりしていたのですが、なんとその方は私の情報は知らずに本質を言い当てているわけで、世の理を解しているのだと感じました。

そういう方は逆にハイスペック求人など不要ですし、もっといえば超一流企業であろうと欲しい人材となりうることさえあるわけです。

運がなかった方はこれからまた頑張ってみましょう、私からの応援はそれだけです。

それ以外でぶちぶち言う方は、まず自分が今までどうやって生きてきたのかを考えてみてください。

それによりもっと良い道が見つかるかもしれません。