マイナンバー制度を推進すべし!

マイナンバー制度そのものに私は反対しません。

・・・という理由を以下に示していきます。
セキュリティ等についての問題は別途とします。

1.所得がはっきりとわかる
 →今までは基本的にサラリーマンや役員報酬のみが判明していたが、自営業などの報酬についても把握可能となる
2.資産が把握可能である
 →隠していた資産が判明する
3.社会保険を一元管理できる
 →今までは社会保険番号などを利用していたが、事実上一元管理になっていなかった

マイナンバーにおけるメリットは、自治体や国家としては徴税のメリットがあります。
それに対して個人へのメリットは、社会保障が確実に受けられるというメリットがあります。

ではセキュリティ以外のデメリットはなにかといえば・・・特にありません。

今まで徴税を逃れてきた人以外にデメリットは発生しません。

固定資産に関して課税対象となるのはありますが、それは当然の話です。
金融資産に関しては基本として「資産が増えた時に課税される」わけであり、金融資産を持っていることに対して課税されるものではありません。

ですが、金持ちの中で反対を言っている人が多くいますが、「こっそりお金を増やしているのだが、国にばれて課税されるのが困る」としか見えないのです。

それからマイナンバー制度に反対している人の中に、セキュリティ以外で反対している人がなぜかいますが、あなたはそんなに国家に内緒で金融資産をばんばん増やしているのですか?と問いたいわけです。

つまり、収入や資産がばれて困るのは、今まで「脱税」していた人ということであり、正統に得られたものではないということになります。

たまに「資産を持っているだけで課税されるのではないか」という夢物語を書いている人がいますが、それこそそのような非常識な法律案が通るのであれば、国家としておかしいのではないかと提起するべきです。

私は現状においてセキュリティ以外の問題点はないと考えていて、むしろ今まで普通に暮らしてきていた人にとって、メリットが大きくなるのだと思っています。

ただし!セキュリティ問題は根深いものがあるわけですが、それはネットワークに対してのセキュリティよりもなによりも、運営過程において人による漏洩の方がはるかに問題だと考えます。
情報リテラシーということを肝に銘じて、推進する側は考えるべきです。