サラリーマン時代の三年目、立ち食い蕎麦の食べ歩きの結果、本を出版したいと思いあちらこちらの出版社に企画を持ち掛けたことがあります。
私は立ち食い蕎麦が大好きで、あちらこちらで写真を撮らせていただき記録をしていたのです。
そのため、その記録を残しておきたいと思い、当時(1989年)はインターネットやウェブサイトなどなかった時代のため、書籍に頼るしかありませんでした。
しかしながら、ライターとして当時は実績がなかったため、当然ながら素人の企画に乗ってくれるような出版社などはなく、自費も考えましたがただの自己満足に終わるものを作ることに魅力を感じることができず、諦めてしまったことがあります。
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それから十数年してブログというものが出てきて、自分でドメインをとったり、レンタルサーバーで自由にオープンソースをベースにしたウェブサイトが作ることができるなんて世の中がきたわけで、それこそ食べ物のブログなんてのはそこら中にあり、うらやましく感じることもあるわけです。
仕事のことでもそうですが、オープンソースの考え方はすでに1990年ころより持っており、自分がフリーランスとなった1994年に少しずつなにができるかと思っていましたが、1996年に起業をしたときにプラットフォームはMS ACCESSでしたが、安くかつソースコードをオープンにしたERPパッケージを作ったりしたこともあるわけで、時代が早すぎた~なんてことがちょくちょくあったりします。
ですから、もし私が2000年ころに「あ、立ち食い蕎麦の記録を残したい」と思ったとしたなら、ブログでの発信をしていたのではないかと思うわけです。
ブログになってからなんでやらなかったの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私が持っていたデータはすでに古くなっており、結婚~子育て期に入ったためそのような余裕もなく仕事をメインに活動していたため、それどころではなかったというところです。
ブログというものでは2005年にアメーバブログ(アメブロ)でスタートし、その後Wordpressを利用した教育のブログなどをやり、現在に至っているわけです。
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情報発信が個人でも簡単にできるようになったことは素晴らしいことだと思うのですが、初期に「ネチケット」なる言葉がありましたが、その通りで残念ながらそれらを破壊するユーザが山のようにいるわけです。
フェイクであったり詐欺情報であったりと、ネットの中ではどうしようもないネタが転がっていることがあるわけですが、しかし私はそのネットの中にはそれらよりもはるかに多い有用情報が含まれていることを知っているため、これらを捨て去るなど考えられないと考えています。
むしろ受け側がどう捉えるかが重要であり、情報の取捨選択をうまく行うことができればいいのだとおもっています。
しかしながら残念なことに、それらに踊らされるユーザもいるわけで、SNSを見ていると本当に残念な方々が「目立ち」ます。
決してユーザ数としては多いとは思わないのですが(例えばXであればいいねの数などを見ればわかります)、いわゆる「とんでも」な意見やそれらに賛同する人が悪目立ちしているため、まともな人の声が届きにくくなるような、そんな感覚になることがあります。
私なんかはコンピューターユーザーとしてはアプリケーションの開発、ハードウエアに対するドライバの開発からスタートしたため、デジタルに対してなんの恐怖心もわかない還暦ユーザですwww
元2ちゃんねらーですし、ゲーマーとしてヘビーユーザですし、スマートフォンもなんのストレスも感じない、そんな奴ですのでまあ今後もネットの中を楽しみながら浮遊していこうと思っています。