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週刊文春は人の人生をなんだと思っているのだ?

週刊文春が中居正広氏、フジテレビのX子さんとのトラブルの報道に対して、重大な誤りをおかした。

誤)事件当日の会食についてX子さんはフジ編成幹部A氏に誘われた

正)X子さんは「中居さんに誘われた」「A氏がセッティングしている会の”延長”と認識していた

それに対して、文春側は修正して文面での謝罪を行った。

ふざけるのも大概にしろと言いたい。

フジテレビ幹部は関係ないわけで、これに対してフジテレビジョンはたいへんなる損害を受けているし、元フジテレビ社員と示談が成立した中居正広氏は仕事を失っている。(芸能界引退=仕事をなくする)

中居正広氏がした行為は、人道的に問題があったとしても、示談が成立しているのであるから、その事実を知らない限り誰も責めることはできない。

いま氏を責めているのは憶測以外の何物でないのと、もしX子さんがリークをしたのであれば、示談の条件を無視したことになり問題である。

フジテレビに問題があるのであれば、中居正広氏からなんらかの「被害」を受けたことを会社の人間は知っていたというのに、なんの調査もしないで中居正広氏をテレビ番組に出演させ続けたことである。

これは、フジテレビにしかできなかったことであり、港社長が個人情報は・・・といいながら、退職時期を言ってしまったその被害者を、会社として守るべきことがあるのなら、それができなかった会社には大きな問題がある。

そう考えると、あの10時間以上にわたった記者会見はいったいなんだったのか?という話になる。

そもそもがA氏は今回の事件に関与していないのであるから、馬鹿みたいに粘着した記者の質問の時間は実に無駄であったと考えられる。

上記を考えるに、週刊文春の記事はあまりにも大きな影響を今回の件に与えているわけで、謝罪程度で済むような問題ではない。

フジテレビが守るべきだったのは、被害を申し立てた社員であり、テレビ番組のMCであった中居正広氏ではない。

そこはフジテレビの問題であるが、だからといってほとんどの広告主が見合わせるような事態になったのかはわからないが、少なくとも中居正広氏のなんらかの問題に対して「フジテレビ幹部が関与している人権問題」があったということでの見合わせであったのだから、文春に大きな責任がある。

さらにいえば、松本人志氏の報道は結果として松本市側の訴えの取り下げとなったわけだが、記事の正確性に信憑性がなかったからこそ取り下げとなっただけのこと。

松本氏側を懐疑的にみている人はいるが、取り下げというのは今回の裁判と同様の内容があった場合、再度訴えることができるからこそ取り下げにしたわけで、もし今回の訴訟で文春側と手打ちをするのであれば「和解」「示談」としたはずである。

そういう基本的なことを知らないで、松本人志氏側にさも問題があるように話をするのは、法治国家に認められる「推定無罪」というのを見事に無視したどっかの国家のように感情に左右された司法となってしまう。

立件され犯罪の証明がされなければ、有罪とはならない。

これも理解されていない方がいるが、刑事裁判に対して推定無罪の原則は存在しており、かつ人権として保証されているものだが、民事裁判にはこのようなものはない。

つまりは松本氏にも中居氏にも刑事被告となってもいなければ、民事での解決(取り下げおよび示談)がされているのだから、有罪などということにはならない。

それにしても今回のメディアスクラムは、フジテレビが普段自分たちがなにをやっているのか認識できたであろうから、今後自分たちの取材は人権をどのように扱うのか先頭を切って考え実行していただきたい。

日本のメディアのレベルの低さ

これだけは圧倒的に欧米よりも下だと感じる。

記者会見がそもそも10時間超って何事?と思うのは、つまり記者のレベルが低いから得たい回答(自分の思想に合った回答ではなく)を引き出すレベルに、ほとんどの記者が到達していないからこそ起こったのだろうと。

切れ切れに少しずつ見たのは(不愉快だから終わったかな?と何回かチャンネルを合わせました)、どこの記者か知りませんが自分の喋りたいことをさんざん喋ったあと「しっかりしろ!」と怒鳴るなんて、そりゃもうレベルの低さを徹底的に表してくれています。

東京新聞の望月氏に至っては、SNSでさんざん邪魔だと書かれていたようですが、彼女の質問は「いつも」質問ではなくて自分の考えを出して「こうだろ」ってやるだけですし、相手の話の途中にしょっちゅう割り込むという悪いお手本ですから、あれを良いと言ってしまうような評論家や思想家は終わっているとさえ思います。

なにが「ピリッとしまった」だ(笑)

今回の会見で、どこのメディアの記者がよかったのかとググってみましたが、圧倒的に「通販新聞」さんがよかったとなっています。

それは質問の内容ではなく、「一応、手を挙げて当たった人が質問するルールになっているので、それは守ってください。静かにしてくださいマジで」という発言に対してのことです。

当たり前のことなんですが、フリーランスの記者が「しっかりしろ!」と怒鳴った後の発言のようで、こういうのを見るとフリーランスの記者も記者会見場に入れろとか言う意見がありますが、私はこのレベルであれば不要だと感じます。

ネットメディアも変わらないんだろうなと思うわけですが、記者クラブはいらないにせよ、大手メディアと実績を認められたフリーランス、ネットメディアの記者だけが会見場に入ることができるようにした方がいいでしょう。

本当にレベルが低すぎますもの。

オールドメディア、大手メディアの記者でさえレベルが低いからこそ10時間もの会見になってしまったわけで、あの記者会見をみて「真摯に対応したフジテレビの方がまし」とか「メディアリンチ、スクラムにあってかわいそう」とか思う人が出なければいいやと感じます。

なぜならフジテレビはそのメディアリンチ、スクラムに参加していますし、大谷翔平選手のプライバシーの部分に踏み込んで謝罪さえきちんとできないような会社なのです。

こうした記者に望むのは「インテリジェンス」に他なりませんね。

賢さ、スマートさ、それが全く昨日の会見には感じられなかったわけです。

こうしてみると、石丸伸二氏(私は好きではありませんが)の記者会見でネットメディアやフリーランスの大多数を排除したのは、結果的に正しいのだと感じました。

欧米から「日本の会見は開かれていない」と言われますが、欧米の方々に申し上げたいのは、残念ながら日本のメディアにはインテリジェンスが欠けているとしか言えないので、少しでもまともな人たちのみで会見をしたいので、記者クラブが残っていますと恥をさらしながら言っていくしかありませんね。

フジテレビ問題でゴールがずらされていないか?

中居正広氏の示談が週刊誌で報道されてから、フジテレビ局員が関与している問題で、社長の会見はひどいものと感じたが、他マスコミがゴールをずらしている気がしてならないので整理してみました。

当初の問題点
・中居正広氏が女性問題において示談で解決した
・この問題に対してフジテレビ局員が女性を斡旋するなどの関与があった
・もしくは女性の被害者がフジテレビの局員および関係者であった

それがどうも変わったのは
・中居正広氏が女性問題において示談で解決したことを知っていたのに、フジテレビは一年半も出演させていた

どうしてこんなことになったのか不思議でならない。

当初の問題点から考えるに、NGは以下ではないだろうか。
・中居正広氏に対してフジテレビの局員が女性を斡旋するなどの関与があったのをフジテレビ側が知っていた
・女性の被害者がフジテレビの局員および関係者であったのをフジテレビ側が知っていた

つまりは示談があったとしても、フジテレビの局員が加害に加担をしたもしくは被害を受けたことをフジテレビ側が知っていたのであればこれは問題であるということ。

そして、変化したことでどうしても疑問に感じるのは「中居正広氏が示談で今後の活動に対して問題がない」状態であると判断するのはまあ構わないと思うのだが、もしフジテレビの局員がなんらかの形でかかわっておりフジテレビ側がそれを知っていて何もしなかったのであれば問題であると考えられる。

もしフジテレビの局員が関与をしてフジテレビ側も一年半前に知っていたのであれば、それはNG行為になるとは考えられるが、どうも信用できないのはゴールをずらしているのではないか?ということ。

ただし気になっているのは「他のマスコミ各社も中居正広氏および他の人に対して同じことをしていませんでしたか?」というものです。

TBSは調査を開始したと報道されましたが、それがどこまで行われ、どこまで正確なのか。

まあ芸能界とマスコミの腐った部分が明らかになって、正常化されることを望むわけではあるが、残念ながら今後のテレビはもっとつまらなくなるであろうと感じる。

それは結果として地上波が駆逐され、個人が見たいものだけ課金で見られる(しかもお高くなく)べきじゃないかなと思う次第。