むか~しホテルマンの端くれだった者ですが

なんかANAインターコンチネンタルホテルが、安倍政権がらみの情報を流したように報道されていますが、もし本当にそのホテルがそのようなことをリークするようなことがあったとしたなら、ホテルとしての信用はがた落ちでしょう。

過去にそういうことでウェスティンホテルがサッカー選手の稲本氏と、現在妻の田中さんとのデートを大学生のアルバイトがTwitterで暴露してしまい信用を落としてしまったが、アルバイトでそのレベルであるのだから、ホテルとしてもし回答をしたとしたなら、その信用は失墜するのが当然である。

その昔、私はアルバイトとして札幌グランドホテルのメインダイニングでホールを担当し、ヘルプでその他のレストランや宴会、ルームサービスにチーフとして入ることがあったが、その秘守義務においては当時契約書がなかったのであるが、ホテルマンとしては当然の理解であった。

今はその意味において意識が低いからわざわざ契約書にしなきゃならないのと、契約書に書いていなければ何をしてもいいんだろうという意識の人がいるから書面にしておく必要があるのだと理解している。

例え政治信条がどうだとあっても、犯罪捜査への協力以外は徹底的にホテルとしてはお客様のプライバシーについて守るべきだし、その契約内容などを外部に漏らしてしまってはホテルそのものの信用が失われるのは必然。

今回、もしANAインターコンチネンタルホテルが、そのような言説をしたというのであれば、ホテルの信用は間違いなく失われるであろうと想像する。

日本人も当たり前のことというのがわからなくなり、米国などと同様PL法などを採用してしまったために、書面で契約を固めなくてはならなくなったのはなんとも残念なことであると思うが、自営として申し上げれば自衛のためになるとは思っている。