人口ピラミッドから読み解くその国のその先

人口ピラミッドを見ると、その国がどうなっていくのかという想像がつきますし、どうすればよくなるのかというのも見えてきます。

そこでPopulation Pyramids of the World from 1950 to 2100より人口ピラミッドをお借りして確認をしていきます。

まずは日本を見てみましょう。

見事なまでに人口が減っていく先行きなわけですが、この先の日本人が国をどうするのかグランドデザインを作らないといけませんね。

5000~6000万人の国として、どうやっていくのかをきっちり考えねば、国力がどんどん衰退していくと考えられます。

しかし悲観しないのは、人口のピークが団塊世代と団塊ジュニア世代ですので、ここがなくなった後、どれだけ人口政策をきちんとやるかで日本の将来は本当に変わると思います。

さて、日本だけではなく世界の企業が大きな市場だと思っているChinaです。

ここは釣り鐘型になりつつあり、必死で人口減を止めようという共産党の意思がみられます。

人口減が止められるかどうかが鍵なのですが、私個人はまた人口減が始まってしまうのと、三段目の人口ピークがきた後に若い世代の負担が明らかに増えるであろうという危険性を秘めていると感じています。

まだ成長過程にあるはずだったChinaですが、人口ピラミッドを見るとこれから先はきちんとして政策が必要になるからこそ今の共産党は独裁だろうとなんだろうと、国民を導くことをしているのだと納得できます。

続いてお隣の国、韓国です。

正直ここまでとは思いもしませんでした。

人口減に歯止めがかからなければ、若い世代の負担は増える一方ですし、当面の間はいびつな人口ピラミッドとなってしまいそうで、経済成長をするには国家レベルで相当考えなければならない事態となっています。

今の20歳以下が20年後に60歳以上(現40歳以上)を支える構造ということになると、日本以上に危機的な社会保障が浮かび上がってきます。

人口減を止めたとしても、結果としてかなりの期間、少子化が続いてきてしまったことで、その以降の世代が耐える時間が長くなっていますので、国家としてどうするのかを考える必要があります。

そして最後は驚いたのでインドを。

インドはピラミッド型になっているものだと勝手に想像をしていました。

しかしながら既に少子化が始まっており、10歳以上のきれいなバランスが崩れつつある状態になってしまっています。

インドは釣り鐘型にするためには、この少子化を止めるしかありませんが、そもそもの人口が多いために貧困を片付けない限り、少子化を止める手立ては限られているような気がしてなりません。

このままインドが人口減少してしまうと、インド洋を中心としたアジア地域の発展が止まってしまう危険性があるわけで、そうした場合に周辺各国のきれいなピラミッド型が崩れてしまうことになってしまいます。

ちなみに同じブログ記事内ではアジア圏の人口ピラミッドがあるのですが、ひとつくびれのある釣り鐘型となっているのは、日本とChinaの影響が大きいのだと感じます。

とまあ、学生の頃に学んだ人口ピラミッドの読み方を復習してみたわけですが、果たして・・・

日本は本気でくだらない考え方や政策をなくすべき時に来たと思っています。