伊方1号機5月に廃炉・・・歓迎すべきニュース

伊方1号機5月に廃炉 四国電、愛媛知事に報告
2016/3/25 11:29日本経済新聞 電子版

伊方原発1号機の廃炉を愛媛県の中村知事(右)に伝える四国電力の佐伯社長(25日、愛媛県庁)
伊方原発1号機の廃炉を愛媛県の中村知事(右)に伝える四国電力の佐伯社長(25日、愛媛県庁)

四国電力は25日、運転開始から40年近い伊方原子力発電所1号機(愛媛県)を5月10日に廃炉にすると正式に表明した。佐伯勇人社長が25日午前、愛媛県庁で中村時広知事と面談して報告した。四国電は今後、法令に基づき1号機の廃止措置の計画をまとめ、国に認可を申請する。

佐伯社長は面談で「供給力確保、安全対策の技術的評価や費用、運転できる期間など総合的に勘案し、運転延長の認可申請は行わず廃止することにした」などと説明した。これに対し中村知事は「何もかも再稼働ありきではない」と述べ、廃炉決断を評価した。

国は原発の運転期間を原則40年と定めているが、原子力規制委員会が運転延長を認めれば最長60年まで稼働させることができる。四国電は1号機の再稼働を目指したが、電源ケーブルの難燃加工などの安全対策に「3号機の1700億円を上回る費用がかかる」(佐伯社長)ことが判明。さらに工事に4~5年かかり、運転期間が実質20年を割り込むことなどから「投資回収が成り立たない」(同)として、25日の取締役会で廃止を決めた。

佐伯社長は廃炉にあたり、国や地元機関に呼びかけて技術課題を抽出する検討会を設立する考えも明らかにした。一方、伊方3号機については同日午後に使用前検査を申請、7月下旬の再稼働を目指すと表明した。

運転開始40年前後の原発では、九州電力玄海1号機(佐賀県)など全国で5基がすでに廃炉を決めている。

運転開始40年を経る、もしくは現在稼働しておらず40年近い原子核反応炉は廃炉にするべきだとずっと言ってきた私にとって、これは歓迎するべきニュース。

それ以外の炉に関しては、消極的廃炉派であるため使いながら40年を待つべきだと思っている。

そうすれば、少なくとも40年後には原子核反応炉が日本からなくなるということ。

それに代替する発電手法が安価で可能であるとしたなら、順次早期の廃炉をしていただきたいと願う次第。