解散総選挙に思ふこと

なるほど、今回の解散総選挙は公約として平成27年10月の消費増税を行わず、平成29年にずらすための選挙だということには理解はした。
だが、景気条項というのがあったはずで、東北復興と景気浮揚が条件だったため、前者の理由は半減するのではないかと思っている。

そして今なお、解散総選挙を今行うことの理由に納得がいかない。

ただし、野党もだらしがない。
みんなの党は解党が既定路線になり、民主党なり次世代の党に流れるのだろうとは思うが、選挙互助会であったことがばればれである。
結いの党とやらもあるが、結局は党内の金と権力の争いであって、なんともつまらない。

そしてここに至っても民主党の情けなさは顕著で、海江田代表はただただ反対を叫ぶのみで何をしたいのかが全く見えてこない。

次世代の党もまた情けない。
まだ石原氏、平沼氏の求心力にすがるのみで、党としての魅力も個人の魅力も残念ながらない。
山田氏が唯一気張っているようにはみえるが、彼も若いとは言い難い。

維新は小沢氏がいることで、これまた選挙のための政党としか見えないし、明らかにその方向性は決して保守的ばかりとは言い難い。

社民党はその存在がまだあるだけで奇跡だし、共産党は自らを省みることがないため私の中では論外。
共産党は総括をして一度解散を経て、世に問うた方がまだ良いとさえ思っている。
ただし、共産主義全面で民主主義を言うのはやめていただきたいが。

兎にも角にも選挙であるが、これまた投票率が大したことがないのだろうと思うのでよけいに鬱になる。
80%を超えるようなら国民が目覚めたかとも思うが、相変わらずの半数程度かと思うと残念でならない。

それまでに、正しい判断ができる人を少しでも増やしておきたい。