軍靴の音はどこから聞こえてくるか

中国の国防費、アジアの4割占める 英シンクタンク「軍拡の懸念さらに増大」と報告書 – Web SANKEI

 【ロンドン=内藤泰朗】英国の有力シンクタンク国際戦略研究所(IISS)は11日、世界の軍事情勢を分析した報告書「ミリタリー・バランス2015」を発表した。増え続けるアジアの国防費支出に占める中国の割合は10年には28%だったのが、14年までに38%に増えたと指摘。中国は国防分野で多岐にわたる技術革新を進め、中国の軍拡による懸念がさらに増大しているとの見方を示した。

 報告書は、アジア太平洋地域で、天然資源の防衛や領有権の主張、海上の自由な航行権確保のため、特に海軍力の増強が進められていると紹介した。アジアにおける国防費は10年から14年にかけて27%増大したと推計され、中国が最大の支出国であるとした。

 また、ロシアが昨年、ウクライナのクリミア半島を軍事的、非軍事的手段を絡めた手口を使って併合した手法に中国が学んでいると分析し、日本政府が尖閣諸島(沖縄県石垣市)で、正規軍が関与せず、武力行使には至らない「グレーゾーン事態」の発生に懸念を抱いていると強調した。

 一方、米国は中国に対抗し、衛星測位システムへの依存を見直すなど、兵器システムの脆弱(ぜいじゃく)性の解消を図っていると分析した。

 欧米諸国は、ロシアがクリミア併合後もウクライナ東部で情勢を不安定化させているほか、中東でのイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の伸長などで「冷戦終結後最大の危機にさらされている」との見方を示した。

記事中に間違いがあるとしたなら「(いわゆる)中国の国防費」ではなく、共産党の私兵である人民解放軍の予算だろう。

よく「リベラルな方々」は「日本が軍事力増強をしたり、戦争をできるようにしているから軍靴の音が聞こえる」なんていう。

しかし・・・だ、よくこの記事をみて「事実」はどこにあるかを知るべきだ。

簡単なことだが、日本はいわゆる中国の軍事費の1/4程度である。
つまりだ、中共と日本でアジアの半分の軍事費を占めていることになる。
※韓国が日本の2/3程度だから極東アジアだけで過半数を占めている

そしてその脅威となっているのはどこかといえば・・・ここまで書いても「日本から軍靴の音が・・・」と言いますか?(笑)

アジアの軍事バランスを本来取らなくてはならないのはどこかといえば、事実として韓国と日本しか今のところありえないわけです。

そして武器をなくせと日本国内で言うなら、なぜ連合国にも同じことをいわない?

支那は連合国の常任理事国であり、対抗している世界最大の軍事大国はこれまた常任理事国の米国。
さらには英国、仏国、そして米国と並んで核兵器の多い露国である。

どこに言うべきなのかこれで明白ではないのか?

現実として軍事バランスを保つのは軍事力以外に「今のところ」なく、それは核による抑止力のため爆発しないだけのこと。

北朝鮮を見よ、核を持っているから米国も攻撃できないではないか。

それが抑止力であって、戦争を回避する手段の一つでもある。

現実を見ろ!