大坂なおみ氏が全仏オープンを棄権した。
私がハフィントンポストなどというのを引用する日が来るとは思いもしませんでしたが、うつ病告白を勇気あることとしたわけだが、うつ病であるとするならきちんと治していただきたいとしか言えない。
しかし、今回の全仏の記者会見拒否問題からの時系列をみて、やはりおかしいものはおかしいと言わざるを得ない。
心の健康に対して訴え、記者会見を拒否すると発言したわけだが、ここではうつ病に対しては一言も触れていない。
これについては後ほどイタリアのマスコミの反応でさらに書きます。
その発言に対してテニス選手たちも反応します。
トップ選手たちも記者会見の質問に対して疑問がある場合について触れてはいるが、それもプロ選手のツアーの仕事の一つとして記者会見があることで、ボイコットはいけないものと言及している。
そして罰金を科せられるということがあったが、そこには「さよならせいせいする」というメッセージをInstagramに掲載したことも触れられている。
私はこれが完全に余計なことだと思っているし、今は彼女のInstagram等を見てもその書き込みがないことから、結局消したんじゃない?としか思えないわけで、これが確実に正しくない行動であったことは間違いがありません。
そしてここで「うつ病」と告白があるわけです。
で、ヘッドホンも・・・ってありますが、精神的にというより集中するためにヘッドホンをしている競技者などが多い中(テニスに限らず)自分はうつ病でとし、さらには古い規則が云々とありますが、私は言い訳にしか見えないですし、うつ病であるとしたなら最初に言うべきであると感じるのです。
しかし、記者会見はツアーの一部であるため、私はどうやっても大坂選手の発言には疑問しか感じませんが。
そしてうつ病発言があったらテニス界が掌返しです。
ただし私はうつ病の人にケアすべきではないということではなく、あくまでも順番が違うということであり、うつ病であれば私は静養であったり、治療を兼ねてのツアー参加などをすべきだと考えるわけです。
伊メディアが大坂なおみの行動を疑問視「はじめにそう言えばよかった」
6/2(水) 18:41配信手順を間違えたのか――。女子テニスの世界ランキング2位・大坂なおみ(23=日清食品)による一連の行動を疑問視する声が上がっている。
大坂は、4大大会・全仏オープンを前に自身のSNSで会見拒否を宣言し、1回戦の勝利後に実行して罰金(1万5000ドル=約165万円)を科され、主催者サイドから大会からの追放や他の4大大会出場停止の可能性まで通告された。すぐさまSNSで“反論”を試みたが、一転して大会の棄権とうつ病であることを告白した。
これで大坂に分が悪かった形勢は一気に逆転したが、イタリアメディア「レブプリカ」は「うつ病を告白した大坂は尊重されるべきだが、はじめにそう言えばよかった。彼女はメディアが精神衛生上よくない質問をすると非難するのではなく、なぜこのことを言わなかったのか? 我々メディアも完璧ではないが、精神科へ行くような質問は聞いたことがない」と主張した。
本人はSNSで当面の休養を宣言したが、開幕まで2か月を切った東京五輪出場への意欲はあるとされる。ここでも会見を無視するわけにはいかないが、この短期間でうまく折り合いをつけることができるのだろうか。
私はこれがすべてだと思っているわけです。
どう考えても記者会見拒否はメディア批判でしかなかったわけで、そこにうつ病がどうこうなどという表現はなく、また彼女が病気であることはどこにもなかったわけです。
そしてどこまでどういっても「さよならせいせいする」のSNSでの発言はよろしくないわけですし、この一連の流れの中では言い訳となったうつ病さえ「本当なの?」と疑う人が出てきてもおかしくないと感じるわけです。
さらには一流と呼ばれる著名人やスポーツ選手の偽善がまあでるわでるわ。
メンタルヘルスは冗談では済まされないのはその通りですが、後出しでやっといて世間を黙らせたと見えることもあるわけです。
私はうつ病がどうのというのではなく、どうやっても「大坂なおみ」選手とそのスタッフはやり方を間違えたわけです。
そこに触れずしてきれいごとばかり言うのは偽善にしか見えないということなのです。
ただし、私は今後はどうなるかわかりませんが、あのBLMにおける彼女の世間への抗議行動に対して反対の立場ですし、上っ面しか見ていないようにしか見えないため、少なくとも今は支持する気はありませんし、ただ「うつ病は治した方がいい」としか言えません。