あけましておめでとうございます

本年もよろしくお願いします。

まあ、松の内なのでご挨拶がおそくなりましたがお許しください。

さて、平成29年、西暦2017年がはじまっていますが、経済などに関して良いもの悪いもの入り乱れて飛び交っています。

そんな中で「高付加価値なものを」と当たり前のことを言っているのですが、経営側への要求ばかりで、労働者側への努力を盛り込まない人がいることに驚き、呆れました。

私は名指しをしますが、西友のCMが大嫌いです。
理由は二つ。
「やっぱコスパ」と言っていますが、西友がコストパフォーマンスに優れているとは思えないこと。
そして、高いものを安く売っているのではなく、安いものを叩き打っているからこそ、なにがコスパ?と思うからです。

日本経済を考えるならいい加減矛盾に気がついているなら、そんなくだらないことは即刻やめるべきです。

世界一の教育、識字率、ICT理解がある、優秀な労働力が、先進国一低い賃金になっているのは、安けりゃ何でもいいといあ考えが、悪循環の一つになっているからです。

安い物しか買わなければ、当然経済の入口で停滞するのですが、そうした簡単な「算数」さえわからないのは、世界一優秀な労働者だというのに情けない限りです。

良い物を適正な価格で(できれば高く)売るのが必要なわけで、その部分には経営層や営業の努力が必要です。

そうしなければ、賃金への反映ができないわけですから、労働者は経営層にその部分へ働きかけるべきです。

さらに経営層が努力すべきで、消費者が理解しなければならないのは「便利なモノは高い」ということを知るべきです。

つまり、便利であれば高付加価値にすべきで、通常と変えるべきです。

例えば外食の夜間営業について、22時過ぎになれば夜間料金を取るなど(前はファミリーレストランでも採用していました)して、夜間に便利なサービスを受けたとして、料金を上げるべきです。

それで客が減るとおっしゃるかもしれませんが、夜のファミリーレストランを見てみればいいのです。

お客様より多いスタッフの数だったり、逆に忙しすぎるキッチン・ホールとなるのであれば、それは見込みが甘いのですし、スタッフがいつもいつも余っているのに、営業を続けたとして、ただ固定費的に人件費が出て行くだけです。

その無駄を省いて営業をやめるなどによって、時間当たりの売上客単価を上げる工夫をするべきなのに、均して単価を下げるということをしているわけです。

そして、同一労働同一賃金の定義をきちんとするべきです。
世間では「同じ労働に対して同じ賃金」としてしか理解されておらず、そこに個人の工夫や努力が盛り込まれていません。

定数的なことが含まれていないため、そこは変えるべきです。

そして、それこそが個人における付加価値であり、高賃金への入口となります。

労働者の努力とは特にこの部分に発揮されるべきで、努力をして定数的に計ることができるものが高いのであれば、高い賃金となるべきです。

同一労働同一賃金&同定数(量)と変えてみれば、多くの人が納得できるようになるのではないでしょうか。

どうぞ平成29年が皆様にとって良い年となるよう祈念いたします。

本年もよろしくお願いいたします。