子供のプライバシー侵害をどう考えるか

日本経済新聞 電子版
 
「いじめ」回答、父に渡す 野田市教委、保護抗議受け 小4死亡「配慮欠いた」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40702330R30C19A1CC0000/
千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅浴室で死亡した事件で、心愛さんが2017年11月に「父からいじめを受けている」と回答した学校アンケートのコピーを、市教育委員会が父、勇一郎容疑

学校の調査を丁寧に書いて、しかも名前を書いてSOSを出したにもかかわらず、栗原心愛さんを助けることができなかったのは、明らかに野田市教育委員会の責任であり、また学校の責任でもある。

親の権利の以前に、子供にも権利があり、親よりも重んじられる必要のある部分が間違いなく存在する。

虐待の場合、疑いがあったならば即親と引き離さねば命にかかわるというのに、野田市教育委員会はまさかの「父親にアンケート内容を教える」という馬鹿げたことを行った。

裁判になったらどうするかなんて、保身しか考えていないからそう考えるわけで、一人の子供の命がかかっていると思えば、裁判を受けて立つという覚悟を持って臨むべきであろう。

それができないなら子供にかかわる仕事などしてはいけない。

PTAにかかわっていた際、いろいろなことをさせていただき、教育委員会や区とも意見交換、時には抗議をしたこともあったが、それは子供たちのためであって、だからこそ教育委員会や区も真剣に議論に臨んでくれたことがあったのだと思う。

もちろん真剣ではないと感じた部分や、自分たちの都合と感じた部分についてはきっちり抗議をして、喧嘩状態になったこともある。

しかし、繰り返すがそれらは子供達のためのことであって、自分の保身や勲章のためではない。

まず、子供の命を最優先にして考えるべきである。