以前より発がん性について訴えられていたモンサント社のラウンドアップであるが、含まれているグリホサートが健康被害を及ぼすと考えられている。
そんな中、農業従事者であるご夫婦が癌を発症したと訴えていたのであるが、「ラウンドアップによって非ホジキンリンパ腫を発症したと認め」たとのことで、バイエル社に損害賠償の支払いを認めたとのこと。
モンサントは昨年バイエルに買収されたので、損害賠償の対象はバイエルとなる。
事実認定として「ラウンドアップが癌の原因」としているわけで、まだ科学的には完全な立証はできていないわけだが、明らかに因果関係があると司法が認めたということである。
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そもそもなんでこのグリホサートを必要とするようになったかというと、遺伝子組み換え作物の収穫地域で今までの除草剤が効かなくなったというのが理由で使われている。
これこそ本末転倒ではないだろうか。
遺伝子組み換え作物が雑草に何らかの影響をもたらしたと考えるのが普通のことで、つまりは遺伝子組み換えをどの会社がやっているか考えてみれば、マッチポンプと言うべきほかはない。
モンサント=バイエルは危険性を考え、遺伝子組み換え作物及び危険な除草剤を一時排除するべきである。
何かが起こってからでは遅すぎる。