性多様性に対する自分の考え

とまあ、大上段に構えてみましたが、そんな大仰なことではありません。

LGBTなんて四文字が世の中に跋扈し始めたのですが、私はその多様性に対して全く否定することはありません。

ただし、世の中のLGBT運動がどうもひん曲がってきたなあと感じるのと、Tの部分がゆがんできたなあと感じるので、そこのあたりを自分の考えとして明確にしておこうと思います。

また反対をしている者としては「同性婚」なのですが、それについても書いてみます。

LGBT

L=レズビアン・・・①
G=ゲイ・・・②
B=バイセクシャル・・・③
T=トランスジェンダー・・・④

①と②については、愛情の対象が同性であるということだという理解です。(性的指向が同性)
これについては全く議論をする気はありませんし、私はそうではないというだけで差別する気もさらさらありません。

③については完全に「性的趣向」であり、異性だけではなく同性もお相手できるというもので、LGとは異なります。

④についてはもうややこしくなってきたのですが、そもそもはGID(性同一性障害)を指していたと思っていたのですが、いつの間にやら性自認が男性、女性、それ以外というややこしい判定基準になっていました。

で、SOGIなんて言葉も現れてきたのですが、そちらはまだまだメジャーではありません。

そして、これが厄介なもので、自称MtFのレズビアンとか現れてきていてさらに「手術はしたくない」とかいう人がいるので、全く理解ができない状態に陥ることがあります。

だって、心が女性だとしても体は男性で、その人が女性が性愛の対象だって言っていて、体の性を女性にしないってなにかおかしいような気がしてなりません。

もし万が一MtFが嘘だった時って、ただの変態の男性ってことになりませんか?と思うわけですよ。

Twitterでは「〇んこ」論争が起きるわけですが、よく言われるのはMtF(体が男性で心が女性)で心と体を合わせていない場合、女性風呂に入る条件とはどうだ?なんてことになった時に、男性器「〇んこ」の有無は関係があるじゃないか!なんて論争になるのです。

当たり前ですよね、女性風呂にどんな条件であれ男性器をぶら下げた人がいきなり入ってきたら、女性は困惑しますよね。

なんでSOGI論争には疲れることもあるのですが、少なくとも私の仲間にいるGIDの方々はそれぞれ心と肉体を合わせている方が大多数(まだいるかしら?)を占めたため、私はGIDとしての治療の一つに心の性と身体の性を合わせる手術をすることというのは賛成しますし、これらをきちんと日本の健康保険の中でできる仕組みなどは必要だと思っています。

レズビアンやゲイのなにがいけないんでしょうか?

動物界においても一定数の同性愛があるという研究もありますし、性的指向が同性であり、相手も同じ性的指向であればなんら問題はないものだと思っています。

これを異性愛者がどう思おうがこれまたどうぞとは思うのですが、差別をするというのは違うことだと感じます。

たとえば同性愛者だから入社させないとか免職にするとか、仕事にあてはめるようなことがあってはならないでしょう。

だって、同性愛者だから仕事に支障があるとか、なにか会社に迷惑をかけるようなことなどあり得ないじゃないですか。

まして同性愛を取り締まることなどできようはずもありません。

キリスト教やムスリムは教えの中で禁じているようですので、海外でLGが差別されるのはこれが理由だということです。

しかしながら仏教や神道でこれらを禁じたものというのはない感じがしていますし、仏教は女性に溺れるなと言っておいて、男性小児性愛(これはこれで現代では問題ありだが)に走るなんて高僧もいたわけですし、戦国の世においては殿様が部下の男性とできちゃったなんてのも茶飯事だったようです。

でも、奥方もいたわけですから所謂バイセクシャルにあたるのかもしれませんが、もしかしたら性的指向は違っていた方もいたかもしれませんね。

唯一、私がLGの方々に対して反対と考えているのは「婚姻」のみです。

「同性婚をしたからといって誰に迷惑がかかるの?」という話があるのはわかっています。

しかしそれにおいても「ならぬものはならぬ」ことというのがあると思っています。

そもそも婚姻の考え方は「子供を産み育てる」ことを前提として作られているもので、それがどっかの誰かが口走った「生産性がない」とかいう発言になったんじゃないかとか思っています。

どこまでなにをしたって同性間では異性間とは同じことができないわけであり、私はそのために同性婚を反対しています。

性的指向が同性であることについてはなんの問題もないと思っていても、婚姻のそもそもの主たる目的がなんであるかを考えるに、どこまでもその解釈を広げていくことには異を唱えます。

しかし、その議論を止めることは考えていません。

もし、私のような考えのものが崩れるような決定的な意見が出てきたとしたなら、もしかしたら認める日が来るかもしれませんが、少なくとも現在のLGBT活動家の発言に於いては賛成など絶対にしません。

さらに言わせていただけるなら、LGとB、Tは分けるべきです。

LGは性的指向、TはGIDやらSOGIやらあると言いますが、その部分を議論すべき。

で、Bはただの性的趣向。
※個人的には隙にすればってだけ、過去に付き合った方の中にもバイセクシャルはいましたし

これを分けねば話がややこしくなるだけですし、わざわざトランスジェンダーにターゲットを絞ったはずなのに、いつの間にか同性婚の話にすり替わったりする報道や発表会なんてのを見ますので、それらは分けるべきでしょう。

私は仲間にLGもBもTもいます。

そして彼らをリスペクトしています。

仲間であったり、友人であったりするのがその証拠です。

差別もまったくしていませんし、区別は性的指向の部分で分けることはありますが、それ以外は全くありません。

なぜ区別をするかといえば、私はゲイでもなく、バイセクシャルでもないため男性を性的対象とみることがないからです。

ですから仲間のゲイやバイセクシャルには「私を性愛の対象にするな!(笑)」と言っていますが、それでも飲んでいる席で「一度こちらにいらっしゃいよ(笑)」という強者もいますが、当然ながら無理強いをされていないから今日に至っています。

唯一、ゲイの方で私が好きになりすぎて性愛の対象としてしか見られないため去っていった方はいますが・・・