先日、ニュースだったと思うのだが、転勤を断る云々なるものが流れてきた。
別に転勤を断るのは個人の自由だと思う。
だが、転勤を断ったことで昇進ができなかったなど、悪いけれど普通のことだと思う。
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理由としては、そういう人から見たら「転勤はしたくないもの」=「嫌なもの」だということだ。
だとしたら、その「嫌なもの」を企業の中の人として受け入れた人は、その嫌なものを受けたのだから昇進などに有利に働いてもよいのではないか?とさえ感じる。
そもそも転勤が嫌だというのであれば、最初から転勤がない企業か、転勤はしたくないので絶対に今いるところに残してほしいときちんと文書にしておくことをおすすめする。
まあ文書にしてくれる企業があればですがね(苦笑)
私は転勤族の父の下に生まれたため(&公務員として二度の転職)小中学校は転校をしています。
私はそれが嫌だったので、東京に出てきて転勤のない企業(文書は無理でしたが本社所属でしたし口約束はしていただきました)を選びましたし、次の職場も同じように転勤のないところを選んだのです。
その後はフリーランス、起業をしても当然ながら場所の移動をすることはありませんでした。
おかげで子供たちは離婚後も含め、同じ地域で生まれ育ちました。
それはそれで色々とあったようですが、私が思っていた転勤についていかざるを得ない子供にはしないようにしました。
それが是か非かは別ですが。
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もちろん私の仕事も地方に行くことはあります。
大阪だったり山梨だったり、名古屋、広島、静岡など、今の家から通うことのできない範囲の場合は、当然ながらホテル暮らしなどをしなければなりません。
ですが生活の拠点は変えませんので、東京から移ることはありません。
しかし、事実上月曜日から金曜日までは少なくとも仕事場のある場所にいなければならないため、子供がいたとしたら悩んでいたでしょうし、当時のようにPTAで活動をするなんてのは制限されていたのではないでしょうか。
ただ、ラッキーなのか過去に大阪が決まりかけた時にプロジェクトが潰れて、あと一日遅かったらマンスリーマンションを借りていてもしかしたらそのまま仕事に突入したなんて寸前のこともありましたので、今後もまだまだわかりません。
ですが、そのおかげで仕事をきちんと受けることができているわけですし、収入もそれなりに得られるわけです。
そういう覚悟をもって仕事をしているわけですが、そこには今までの裏付けがあるからこそある程度の我儘が許されているわけです。
ここ最近は長期案件に入っているため、仕事を探すことは稀なのですが、仕事を探す際には東京都23区内またはその近隣地域ということで探しているのです。
それでもなんとかかんとか仕事を請けることができているのは、私を選んでくれているお客様がいるからに他なりません。
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還って、サラリーマンとして転勤や出向を拒む場合、それは自身にとって有利であり、企業にとっての不利なのですから、企業にとって有利な人材こそ給与や昇進に有利に働くのは当たり前のことです。
それは事情があったとしても同様のことです。
人生においてアンラッキーは起こりうることで(私なんかさんざん起きています(苦笑))それを受け入れなければ結果として先に進むことは困難になる場合が往々にしてあります。
それを理解できない人は、私から見れば我儘にしか見えず、自身のぼやきしかでてこないと感じるわけです。
どこで人生やキャリアを割り切るかということでもあり、もし昇進や給与に反映させたいというのでしたら、それは企業にとって有利なことをする人以上の努力をして、自身の必要性を企業に思い知らせればいいだけのことです。
それほど難しいことではないと思いますが?とね。