なんて余裕のない国になったんだろうと

JOCの森会長(本日で「前」とつくのだろうが)の所謂女性蔑視発言とやらで、メディアスクラムにて謝罪して撤回をしても、会長を辞任することになった。

その上でさらにマスコミは「許すことができません」とは、ずいぶんとまあ余裕のない馬鹿げたことをまだ続けようとしていることに辟易する。

個人的には森発言の全文を読めば単純に女性をDisっているわけじゃないってのはわからなくはないとは思うが、余計な発言だとも思うため、この発言そのものを擁護する気はないが、責め立てる人たちに対しては「全部読んでから言えば」としか思わない。

さらには、アスリート、元アスリートでも森会長の発言に反対する人がいるのだが、本当に全文を読んで反対としているのであれば、それは読解力がないと言わざるをえないと感じる。

そのうえで、トヨタ社長の発言については、私は違和感しか感じない。

トヨタという企業の文化が好きではないのだが、豊田章夫というキャラクターにはなにか感じるものがあったのだが、もし今回の発言が彼個人の言葉であるとしたなら、残念ながらトヨタに対する印象は、私にとってはさらに悪くなるものでしかない。

そもそもトヨタは自動車の国際大会で不正を繰り返したり、F-1日本グランプリからいきなり撤退をしたりと、モータースポーツ文化に後ろ足で砂をかけてきたため、彼らにはスポーツに対する理解はないと判断している。

数々の「女性キャスター」やら「女性コメンテイター」やらが、森会長発言を「謝罪しようが辞めようがそれでは許さない(概略)」という発言をしているわけだが、こういう発言をしていることに対して余裕がないというか、どれだけ男性に対してマウントを取りたいのだろうと感じてしまう。

私は女性と男性が違うものという前提を理解したうえで、そのパーソナリティによる個性を理解したうえで、その人にあった人生を選択するべきだと考えている。

そうではなく女性上位を訴えるのであれば、私には認めることはできない。