巨星墜つ

©産經新聞

日本の政治家として類稀なる実績を残した政治家が亡くなった。

故・石原慎太郎氏である。

今の都知事など氏の足下にさえ及びもしない。

韓国やChinaでは氏が「日〇関係を悪くした右翼」と書いているようだが、残念ながら過剰反応したのは先方であるし、なにより事実を事実として述べただけでも叩きまくったわけなので、その評価は正しくもあるが誇らしいものだと言える。

氏に比較すれば安倍元首相でさえその言説に迷いが見られるほどに見えてしまう。

私でさえ「それは言いすぎでしょう!」と思うこともあったが、とにかく大局を捉えながらも、細かな言説迄も大切にされていたように感じた。

毎年8月15日に、マスコミから「靖国神社には公人として私人として・・・」という馬鹿げた質問を投げかけられたら、「日本人が行って何が悪い!公人も私人もあるか」とはっきりとおっしゃった。

氏のおかげで、多くの人がいろいろ考えるようになったと思う。

それは賛成意見だけではないと思うが、私はそれでもいいと感じる。

それだけ言説に影響を与えるものがあったということだし、人は全員が同じ方向に向くはずもない。

いろいろ書いても薄っぺらくなりそうなので・・・

石原慎太郎氏の逝去に際し、心より哀悼の意を表します。

追記:政治家として共産党の志位委員長の「立場の違いへの言及控える」というのは、志位氏は考え方は違えど政治家であるという証であり、立場を違えた人で氏を侮辱する方々は本物の政治家などではない。その意味において志位氏の心遣いに感謝する。