まずはっきりさせておきたいのは、私の考えはTPP反対です。
そのうえでいろいろ書くわけですが、議論すること自体は反対していませんでした。
そして反政府な人々は「とにかくTPP反対」というわけで、それにはどうしても賛同することができませんでした。
彼らの言う「輸出入完全自由化」なんてのは起きないというのがわかっていたからです。
さらには賛成派も反対派のマスコミもそれを言っていたわけですが、これらがすべて嘘であったことがはっきりしているにも関わらず、未だに「それは嘘でした」というところは知っている限り一つとしてありません。
それは「TPPは日本が交渉に参加する前の条件で行われる」というものです。
私がそれを嘘だと言っていたのは、間違いなくTPP参加国側は日本の参加を待っていたからで、参加するには日本の要求を確認して議論しなければならないこと、そして日本への要求も同様に議論しなければならないということがあると確信していたからです。
現在を見てみると事実としてハワイでまさしくそうした議論が行われているわけで、TPP参加国はそれぞれの国家の国益を考えて交渉のテーブルについているわけです。
ですから私としては反対ではありますが、これが国益にかなうとはっきり理解できるものであれば、やむを得ないというかやってみるのも手ではあると考えています。
ただし、残念ながらTPPが発効されたのちに、これが違うということが噴出すると思っていますし、必ずもめると思っています。
このエントリーの最後に言うのは、自民党に対してですが、自民党はTPPには参加しないといっていたはずです。
それを反故にして参加するというのであれば、国益として有効であることを示さなければなりません。